タバコは手汗を悪化させる!ニコチンと手汗の関係
昔と比べると、喫煙するスペースも減り、禁煙しよう!という動きが強くなりましたよね。
喫煙は本人の体だけでなく、副流煙で周りの人にも影響してしまうので、好まれない事も多いです。
女性であれば、タバコの臭いが服や髪の毛につくから苦手という方が多く、私自身もカフェやレストランでは禁煙席を希望します。
そんなタバコですが、実は臭いや肺に負担がかかるだけでなく、多汗症も促してしまうんです。
タバコが体によくないとされる理由の1つに、ニコチンがあります。
ニコチンはカフェインなどと同様、覚醒作用があります。
眠い時にタバコを吸うとスッキリする、というのはこの覚醒作用のおかげなんですね。
ニコチンが体内に入ると、中枢神経が興奮します。
中枢神経が興奮することで視床下部というところも刺激されてしまうのですが、この視床下部の刺激が発汗を促してしまいます。
ちなみに汗をかく汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があります。
エクリン腺から出る汗は一般的にサラサラした汗で、臭いも少ないのが特徴です。
アポクリン腺から出る汗はベトベトしていて臭いも強いのが特徴です。
アポクリン腺は脇や陰部に多く分布しているので、汗臭さや臭いの元となりやすいのですが、ニコチンはエクリン腺だけでなくアポクリン腺も刺激してしまうので、脇の臭いや陰部の臭いも悪化させてしまう原因になるんです。
さらに、汗にたばこの臭いもついてしまい、汗が臭う原因にもなってしまいます。
手汗がなかなか引かない、汗が臭う、という方はたばこの量を減らしたり、禁煙したり、ニコチンの入っていない電子たばこなどで改善していきましょう。